墓を観に行った【アルゼンチン 4日目】
イグアスの滝を満喫し、ブエノス・アイレスに戻ってきた次の日の朝。
この日は14時ごろにブラジルに旅立つ予定だったので午前中に何をしようか悩んでいた。といっても、そんなに時間もないしなぁ・・・・
前日に宿についてからいろいろ調べてみると、「レコレータ墓地」というところがアルゼンチンでの必須スポット!という意見がとても多かった。
「レコレータ墓地」は簡単に言うと「著名人の墓」。それだけなんですが、日本の墓のイメージとは違い、それぞれの故人が独自にデザインした墓を建てており、アルゼンチンのデザイン系の学生が勉強のために観に行くほどデザイン性の高いものがそろっているとのこと。
あまりデザインに興味ないんだけどなぁ、、、、と思いつつも、せっかくの旅行だし、新しいものに触れてみるのもいいなぁ、という思いと
無料だし行ってみっか、という思いが勝り、午前中は「レコレータ墓地」に。
「レコレータ墓地」で一番有名なのは、エビータという人の墓だそうで。
エビータという人は、もともとは貧しい家の出身だったけどその後、女優として活躍し、最終的にはアルゼンチンの大統領の夫人、ファーストレディになったという波乱万丈な人生を送られている方です。映画化されてるみたいなんで、是非見てみたいですね。
で、まぁ、この人のお墓が一番の見どころなんだそうですが、そこで少し自分の中で待ったがかかったんですね。
基本的に自分の旅のスタイルは
①事前に観光名所の背景を調べて、見どころをみる
②何も調べないで行って、感じたものを後から答えあわせ
この2つなんですね。で、エビータさんの墓を見るのもいいなぁとは思ったんですが、
せっかくたくさんの偉人が力を込めた墓場。
今回は②で、素敵だなぁと思った墓を写真に撮ろう。
そう思い、まったく背景を知らないで気に入った墓を上げていきます!!誰の墓かもわからない!!
とりあえず、これが「レコレータ墓地」の入り口。中もすげーでかいの。全部見るのに1時間は必要。ただ、時間の都合上30分で見れるとこだけ見ました。
1.入り口の色で勝負
他の墓が黒や白を基調としている中、こちらの墓は入り口を黄土色の柱にすることで他の墓とは違った趣を醸し出している。ような気がする。
2.自然と一緒
コチラの墓、お気づきでしょうか。いたるところから植物が生えているのです。
おそらく、墓という人工的なものに植物という自然を添えることで人間は自然の一部であるということを暗に意味したかったのでしょう。ちなみに、左下に見える肌色は、自分の指です。
3.宮殿っぽい
こちらはみるからに宮殿な墓。おそらく、どこかの名家の方の墓なのでしょう。ヨーロッパ文化の影響を色濃く受けている、アルゼンチンらしい墓ですね。(コメントがつらくなってきた)
4.シンプル・イズ・ザ・ベスト
ひとつ前のとは打って変わって、こちらは非常にシンプルな作り。しかし、そういったなかで壁に段差をつけるなどして立体感のあるつくりになっているような気がします。名前が読めない。ドナディレ??
5.スタンドグラスの効果
さきほどの墓とコンセプトは似ている気がしますが、扉の奥にスタンドグラスが見えるのがわかりますでしょうか?
写真ではうまく取れなかったのですが、このスタンドグラスがイエスキリストを表現していて、日中は真っ暗な墓の中にイエスキリストがいるかのような感覚を引き起こします。これは普通にすごかった。ちょっと写真が悪いね、残念。
6.自然に帰ります
完全に自然テイストな墓。まるで洞窟の奥深くで死後を自然と一体になって穏やかに過ごしているかのような感じがするっていう気がしない?(自信なさげ)
7.ちょー彫刻がすごい
最後はこちら!!見事な彫刻をふんだんに利用して自身の活躍?を表現した墓、だと思う!彫刻自体のクオリティが非常に高く、こんな大きい彫刻作るの本当に大変だっただろうなぁと労力を想像しただけで感嘆しました。
とまぁ、こんな感じでいろんな墓を見ながらコメントしたり妄想したりしていたのでした。入場料は無料ですし、ブエノス・アイレスに来たときはぜひ行ってみてください。11時から無料のツアーがある日があります。